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サッカーの練習メニューを集めました!

監督・指導者・キャプテン・親子向け情報サイトです!

項目別に役立つトレーニングを紹介していきます。

起用法


サッカーは団体競技なので『誰が先発で出て、いつ交代を使うか?』という課題は常につきまとってきます。スターティングメンバーを決める作業はチームをまとめる監督の楽しみでもあるんですが、逆に悩みどころや心配事になりうる案件だったりしますね。周りの色々な方の采配を客観的に見ても、ハッキリ言って10人いれば10人とも違います。ある程度近い考えの人もいますが、ポジションなど細かいトコまで見ると同じになる事はまずあり得ないです。故に、監督それぞれのスタンスがある様に 見ている保護者にも考えがあるわけで、これがまたややこしい問題をはらんでいたりするんですよね。「え?あの子が先発?」「ウチの子は出場時間少ないんじゃない?」「その子をソコで使うんだ?」「あの子ばかり使うよね?」みたいな声はよく耳にします。…が、そこは監督という立場である以上 極端にズレた採用でなければ、起用法の根拠をもっていれば責任者としての権限で決定する事は許される範疇ではあります。中学生以上であれば『監督一任』の雰囲気がありますが、小学生年代は周りの声を気にしつつ自分の考えを反映させた采配を振るうやり方が一番かなと思いますね(批判されているのを知ってても、独自の起用法を貫き通している指導者も多々見かけますが…)。その上、今の小学生年代は8人制サッカーに移行してしまったので、出場できる人数が更に絞られるという意味では一層厳しい面があったりしますね(8人制というのは、出場している選手にとっては非常に良いシステムなんですがね…)。でも、いずれにしても監督として自分が責任をもって決めるべき課題であり、他人に振り回されてしまうのが良くないってのは確かです。

手順


以下、私がよくとる起用法を紹介してみます。結構一般的なんじゃないかとは思うのですが、このやり方でも当然文句は出たりします。
①その日一日で、全員が同じ時間の出場を目指す(絶対に同じにはならないんですが…)。
②公式戦やカップ戦は、主力中心。
③フレンドリーマッチは、サブ中心。
例えば、公式戦2試合・フレンドリー2試合であれば、主力が公式戦でサブがフレンドリーマッチに出る事になります。でも、メンバーは固定ではなく、フレンドリーで活躍すれば次回は公式戦に出場させます。もし、公式戦2試合・フレンドリー1試合の場合であれば、公式戦の中での交代でサブメンバーをうまく使っていく事になります。…で、公式戦だけのパターンが一番難しいです。楽勝または大敗の点数差がつけばサブメンバーを出しやすいんですが、接戦だとどうしても主力を使い続けなければいけなくなりサブの交代の機会が無くなっていきますね。それでも同じ出場時間とする為に、やむなくサブ主体の一戦で負けを覚悟する先発を組んだりする時もあります。

あながち悪い起用法ではないと思うのですが、主力になりえない選手は基本的には公式戦には出られない事になるので『真剣勝負の場で活躍するチャンスを与えられない』という不満が出たりしますね。私の中では、公式戦⇔フレンドリーマッチ区別なく頑張って欲しいんですが「負けてもいいから、この大会はサブメンバー中心でやって欲しい」という要望はあったりします。実際やってみると予想通り結果は悪かったりするんですが、大抵は「厳しい中、選手は良く頑張った」という結論に達します。…なのでたまに(カップ戦2日目の●位チーム同士のトーナメントとか)サブ中心でやらせる機会を作ったりしますね。

2チーム体制


もし選手が20名とかであれば、2チーム体制の10名ずつにする事によって起用法も楽になったりします。10名ならばサブの2名をどう使うかだけなのですが、今度はスタッフが2倍必要になるという欠点も出てきます。公式戦だと同じ日に違う会場で試合があるので、スタッフに余裕がない私達のチームではほぼ出来ないんですが、もしスタッフが居るのであればいつでも2チームに分けたいとは思っていますね。ただ物理的に分けれたとしても、どんな組み合わせにしてもデメリットが含まれてしまうのは確かです。一番の問題は、2チームという違う塊なので、どうしても分けたチーム間同士で壁が出来てしまい仲間意識や連帯感が薄くなってしまいます。

■Aチーム・Bチーム
主力をA、残りをBとするやり方。人によって選手の評価は違うので「え?あの子がAなのに、何でその子がB?」という話になります。実力分けなので「お前、Bだろ~」みたいなのがありそうな感じするんですが、こういう声は不思議と選手間にはなくってその外側で聞かれる事が多いです(友達とか)。ただ、Bチームは『Aチームに勝つ』みたいな目標持って別途練習するので、同じチームメイトなのに少し奇妙な関係になりますね。あと、Bになってしまった子よりギリギリAに入った選手の方が試合に出れなかったりします。
■均等割り
どちらのチームも力が同じになる様に振り分けるやり方です。平等と言えば聞こえはいいんですが、勝負を捨ててますね。これで「勝ち上がろう」と言うのは矛盾します。
■1番手集団・2番手集団
A・B分けだとBチームが全く勝てないチームになってしまうので、2番手集団でBチームを構成する方式です。1番手集団がAチームなのでそれよりは劣るのですが、Bチームも戦える集団として組織できるという利点があります。
■監督選抜方式
監督を先に決めて、その監督が戦術的に欲しいと思う選手を順番に拾っていく方式です。お互いに欲しい選手が被るのでベストとはいかないんですが、ある程度自分の思い描く人選にできるので、どちらのチームも理想に近い構成にする事ができます。

2チームにするには大抵1学年だけでは人数が足りないです。…なので、下の学年からバックアップを借りる事になるのですが、その選手達の扱いも微妙だったりしますね。下の学年とはいえ選ばれて来るのでそれなりに出来る子だったりします。すると、折角2チームに分けて出場機会を増やそうというのに、バックアップメンバーにポジションを奪われてしまったりと…。対処すればまた別の問題が出るという、どこまでも悩ましい案件だったりします。

保護者対応


文句を言いやすい顔にでも見えるんでしょうか?毎年の様に保護者の誰かしらに「あの起用法は…」等のクレームを付けられてしまいます。その場でキチンと説明はするのですが、やはり相手は頭に血が上っていたり自分は間違ってないと思い込んで発言している状態なので、すぐに和解する事は無いですね。基本的に、采配や起用法は監督に任せられているモノなので保護者が文句を言うのはルール違反なのですが、言われたコチラ側はダメ出しされて数日間ゲンナリする羽目になります。

では、保護者のこういう苦情にどう対応すればいいのか?まずは、自分のやり方がまちがっているのかどうか反省して、他のコーチに相談。あと、あまり当てにはならないんですが、代表者に報告して全体に『任せていただく』通告をしてもらうという手もあります。ただ、一番大事なのは選手達との関係。こういうイザコザを割と子ども達は敏感に感じ取るので、揉め事があったとしてもなるべく日頃は普通に振る舞う事を心がけています。サッカーは団体競技、選手のチームワークを乱す事だけは 何とか阻止したいですんですが、文句を言う親が家で「あの監督は…」みたいな批判を言ってしまうと もうその子どもだけは言う事を聞かなくなってしまってどうにもならないですね。あと、親に対して改めてコチラの主張を繰り返すと問題が悪化する可能性があるので、基本的にはモンスターペアレントの対応と同じで当たり障り無く問題をこじらせないのが得策かと思います。相手のペースに乗らないようにしないと今後面倒な対応を繰り返す事になりかねないので、担当の年が終わるまで上手く穏やかに処置ですかね。

前もって予防線を張っておく事はできます。
1:年度初めに保護者全員と会う機会があれば、先に「采配について保護者の意見は一切受け付けない」と宣言しておく。
2:色んな親と世間話でもして良好な関係を作っておけば、モンスターペアレントだけを孤立させる事はできます。
3:何があっても選手との間に信頼関係さえあれば、親は関係ないです。
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